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背面ボタンでさらに強い。プログラム可能なコントローラーの優勝候補「Pro 2」 - ギズモード・ジャパン

レトロなゲームのプレイには間違いなくこれ。

妙に懐かしい雰囲気を出している8BitDo(エイトビットドゥー)のコントローラ「Pro 2」ですが、じつはプログラム可能なボタンをはじめ便利な仕掛けが満載なのだとか!さっそく米Gizmodoによるレビューをチェックしてみましょう。


ニンテンドースイッチのコントローラーでいまいち「これだ!」と思えるものが見つからない中、新たに8BitDoから「Pro 2」が登場しました。「SN30 Pro+」のアップグレードとして、前作の欠点を改善したパーフェクトに近いものとなっています!

もちろんニンテンドースイッチのプロコンだって、ポータブルゲーム機の世界では間違いなく確実な選択肢です。Joy-Conとほぼ同等のモーションコントロール機能を備えているほか、Amiiboスキャナーやニンテンドースイッチをリモートで起動する機能など、「Pro 2」にはない便利な機能が搭載されています。

ただ、ニンテンドースイッチのなかでもレトロなゲームで遊ぶ際におすすめなのが、使いやすい十字キーやカスタマイズ可能なボタンを装備した8BitDoの「Pro 2」です。

8BitDo Pro 2コントローラ

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Photo: Andrew Liszewski/Gizmodo

これは何:プログラム可能なボタンを備える「8BitDo SN30 Pro+」コントローラの新型。コントローラー本体に保存される3つのプロファイルの切り替え、さらにiOS/Android用モバイルアプリによるプログラム機能を追加。

いくら:50ドル(約5,480円)

好きなところ:スマホを使ってコントローラーをカスタマイズできるのが便利。Dパッドはマットな仕上げで、スーパーファミコンのゲームパッドに近いデザインに。

好きじゃないところ:任天堂の「Proコントローラー」のように、ニンテンドースイッチを起動するのに使える...というわけではない。iOS用のゲームパッドとしての使用も不可。

ちょっと具体的なゲームの話をさせてください。たとえば『スターウォーズジェダイナイトII:ジェダイアウトキャスト』がスイッチ向けに初めてリリースされたときのこと。任天堂のコントローラだとエイム操作のためにアナログスティックのY軸反転の設定がなぜか不可能だったんです。

それで試しに「SN30 Pro+」をカスタマイズしてみたらようやくプレイしやすくなりました。ただ、このコントローラにも難点があって、ゲームごとに複数の設定を切り替えるといったカスタマイズがWindowsかmacOS用のアプリでしかできなかったんです。そのためコントローラー持参で友達の家でプレイするときには、設定を変更するためにノートパソコンも一緒に持っていかなければならないのがちょっと不便でした。

新しい「Pro 2」では、iOSとAndroidに対応したアプリ版のUltimate Softwareによって、設定とリマップのプロセスがモバイルでも便利にできるようになっています。実際に試してみると、デスクトップ版と同じ機能を提供している印象があって、コントローラのアナログスティックの感度を調整したり、いろいろな軸を反転させたり、フォースフィードバックの強さを調整したりと、ほぼすべてのボタンの機能を変更できるみたいでした。

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8BitDoのUltimate SoftwareがついにiOS、Androidのモバイル版でも利用可能に!
Photo: Andrew Liszewski/Gizmodo

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Ultimate Softwareを使うと、ほぼすべてのボタンをカスタマイズ可。
Photo: Andrew Liszewski/Gizmodo

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触覚フィードバックの強さを調整することも可能。ただし、最も強く設定にしてもさほど強くはない印象。
Photo: Andrew Liszewski/Gizmodo

「Pro 2」コントローラー本体には3つのカスタムプロファイルを保存することができるようになっています。プロファイルの切り替えには前面のボタンを押すのみ。LEDによってどのプロファイルがアクティブかがわかります。プロファイルが選択されていない状態では、出荷時のデフォルト設定が使用されます。「SN30 Pro+」では一度に1つの設定しか保存できなかったので、比べると大幅な改善を遂げたのがわかります。

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コントローラ本体には3つの設定プロファイルが保存可能。
Photo: Andrew Liszewski/Gizmodo

プロファイルの作成・編集には、デスクトップ版とモバイル版両方のUltimate Softwareアプリが使用できます。モバイル版ではプロファイルを区別しやすいように名前を変更することができる一方、デスクトップアプリでは名前が表示されません。おそらく単純なミスで、今後のソフトウェアアップデートで対応される見込みでいます。

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カラーはブラックを含め3色展開。グレーのみフォントと文字サイズが異なるとか。
Photo: Andrew Liszewski/Gizmodo

8BitDoの「Pro 2」には、3つのバージョン(Black Edition、G Classic Edition、Gray Edition)があって、今回試したのはグレーのモデル。アクションボタンのラベル(Y、X、B、A)が唯一ボタンの上にあるバージョンです。旧型のPlayStationコントローラのデザインに合っていて、個人的にかなり気に入っています。

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グレー、ブラックは、方向パッドにグリップ感のあるマット仕上げを採用。初代スーファミの十字キーを模したデザインに。
Photo: Andrew Liszewski/Gizmodo

ブラック、グレーの十字キーに注目すると、初代スーパーファミコンのゲームパッドと同じデザインが採用されているのがわかります。マットな仕上げと三角形のくぼみが特徴で、「SN30 Pro+」や「Pro 2のG Classic Edition」に搭載されている十字キーよりもグリップ感があります。そんなことから、もし色に迷ったら機能面からグレーを選ぶのが良さそうです。

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新たに4方向のトグルスイッチが装備され、互換性モードの切り替えがより簡単に。さらに背面に追加された2つのボタンを使ってカスタムマクロのショートカットを有効にすることも可能に。

背面には新しくプログラマブルボタンが2つ追加されたのは、前モデルと比べて嬉しい改善点。プレイ中に既存のボタンのひとつを犠牲にすることなくカスタムマクロのショートカットが使用できるので便利です。両ボタンは移動量が少なく使いやすいですが、誤って押してしまうこともあるので要注意。

さらに「Pro 2」では、背面に4のトグルスイッチを新たに搭載。Switch、macOS、D-input(Androidデバイス用)、X-input(Windows、Xbox 360用)などコントローラの互換モードを簡単に切り替えることができます。iPhone上でコントローラーのプログラムが変更できることもそうですが、この新しいトグルスイッチが追加されたことは「Pro 2」コントローラーの新機能のなかでも最も優れた改善点として評価できそうです。これまでは互換モードを選択するのに4種類のボタンの組み合わせを覚える必要があったので、それと比べるとかなり便利で「最初からあればよかったのに」と思うほど。

一方、「Pro 2」に欠点があるとしたらそれは、iOSゲームパッドとして使用することができないこと(iOSデバイスに接続してプログラムを変更することは、できます)。同社もこの苦情に関しては把握しているようなので、今の機能や価格に影響することなくiOSゲームパッドとして利用可能になる日がいつかやってくると良いのですが...。

iOSに対応していないとはいえ、8BitDo「Pro 2」は、Nintendo Switch Proコントローラーをはじめあらゆるサードパーティ製のものを凌駕した、最強のコントローラといえそうです。

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