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はやぶさ2 カプセル帰還前最後の会見「人類史上そうないこと」 - NHK NEWS WEB

日本の探査機「はやぶさ2」のカプセルの帰還前としては最後となる記者会見を、JAXA=宇宙航空研究開発機構が開きました。プロジェクトの責任者は「今回のような帰還は人類史上そうそうないことだ。これによってひらかれる新たな世界に思いをはせてほしい」と思いを語りました。

「はやぶさ2」は小惑星「リュウグウ」の砂が入ったとみられるカプセルを5日午後に分離し、6日未明に地球に帰還させる計画です。

「はやぶさ2」のチームは、カプセルの帰還前としては最後となる記者会見を神奈川県相模原市のJAXA宇宙科学研究所で、回収準備を進めるオーストラリアとも回線を結んで開かれました。

この中で、JAXAの津田雄一プロジェクトマネージャは、探査機の運用を慎重に行っていて、すべて順調にきていることを明らかにしたうえで、「ここまで多くの人に支えられ感謝している。最後にさまざまな運用が詰まっているので、一つ一つ確実に行いたい。チームの雰囲気はとてもよく、あとは当日の天気が晴れることを祈っています」と心境を話しました。

そのうえで一般の人に向けて、「今回のような帰還は人類史上そうそうないことです。『はやぶさ2』によってひらかれる新たな世界に思いをはせてほしい」と思いを語りました。

また、オーストラリアに入っているチームは、回収までのリハーサルが終わったことや、今のところ天気は問題がないとみられることを明らかにし、準備が順調であることを説明しました。

カプセルの帰還と回収が成功すれば、初号機に続いて小惑星の砂を持ち帰ることになるとみられ、世界に先駆けて行ってきた日本のプロジェクトが最後まで無事に成功するのか世界的に注目を集めています。

帰還に関係 12月6日の主な時刻

「はやぶさ2」のプロジェクトチームは、カプセルの帰還に関係する12月6日の主な時刻を公表しました。

それによりますと、いずれも日本時間で、
▽カプセルが高度120キロの大気圏に突入する時刻は、6日午前2時28分27秒になるということです。

▽カプセルが火球となる時刻は、午前2時28分49秒から午前2時29分25秒までの30秒余りとしています。その間に高度は80キロから40キロに降下します。

▽パラシュートが開くのは高度11キロから7キロの間で、時刻は午前2時31分から午前2時33分ごろとみられています。

▽カプセルの着地は午前2時47分から午前2時57分ころになるということです。

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